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イラスト:茶菓子、旅館

温泉旅館にお茶菓子が用意されているのは、立ちくらみ防止のため|食の雑学ノート

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温泉旅館へ着いたら、まずは部屋の座卓に用意されたお茶とお茶菓子でほっと一息。このお茶菓子は「お着き菓子」と呼ばれ、その土地で親しまれる地元菓子が提供されることも多いのだが、旅の疲れを癒す一服のお供に・・・という以外にも、理にかなった意味があった。

長旅で疲れている、さらに空腹状態であれば血糖値が下がっていて、そのまま熱い温泉に入ると立ちくらみや失神など、具合が悪くなる危険も。そのため、温泉に入る前に甘い和菓子や饅頭などを少し食べておけば血糖値が上がり、体調不良の予防になるという。「お着き菓子」はただ美味しいだけではなく旅行者の体を案じた、宿からのおもてなしなのである。

イラスト:旅館、茶菓子


参考
・「なぜ、旅館ではお部屋に茶菓子がおいてあるのか?」 香住・佐津温泉 民宿かどや
・「温泉にまつわる豆知識」 寛ぎと癒しの総合温泉施設 水春
・「【コラム】意外と知らない旅館の“お着き菓子”の意味」 一休コンシェルジュ