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「知る」
イラスト:梅干し

梅干しは、酸性ではなくアルカリ性食品|食の雑学ノート

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梅干しを酸っぱく感じるのは、梅にクエン酸やリンゴ酸など、数種類の有機酸(酸性を示す有機化合物。酸っぱい成分)が豊富に含まれているから。有機酸はもちろん酸性だが、梅干しはアルカリ性食品に分類される。なぜなのか?

そもそも食品において、酸性とアルカリ性の区別は食品そのもので測定されるのではなく、食品を500度以上の高温で燃やし残った灰で判断される。これは、栄養素が体の中で燃焼されることを想定した測定方法。梅干しそのままを調べると酸性だが、梅干しを燃やして残った灰を調べると、アルカリ性となるため、梅干しはアルカリ性食品に分類されるのだ。どんなに酸っぱいレモンも、酢も、実はアルカリ性食品。ちなみに酸性食品には肉類や魚介類など、一般的にタンパク質を含む食品が分類される。

イラスト:梅干し

 


参考
・「梅は酸性食品?アルカリ性食品?」 福梅本舗
・「第57話 アルカリ性食品の正しい知識」 さくら薬局グループ
・「食品自体の酸性度とアルカリ性食品・酸性食品の分類は異なりますよ。」 こうすけ歯科医院