香川発!CAVIC社の「瀬戸内キャビア」が「ゴ・エ・ミヨ2020」テロワール賞を受賞
世界的なフランスの美食ガイド「Gault & Millau(ゴ・エ・ミヨ)」。世界23カ国に展開し、食の舞台を支えるプロフェッショナルへ様々な賞を授与しているが、この度、香川県でキャビアの生産を行うCAVIC社が「ゴ・エ・ミヨ2020」テロワール賞に選ばれた。
土地の文化や風土に根差す活動に貢献した生産者や料理人を称えるテロワール賞
「ゴ・エ・ミヨ」は1972年、フランス人ジャーナリストのアンリ・ゴとクリスチャン・ミヨがパリで刊行。ポール・ボキューズやジョエル・ロブションなど、一流シェフをいち早く評価するといった新しい才能の発見に定評があり、グルメ界においては「ミシュランガイド」と並ぶ影響力を持つレストランガイドブックである。
日本へは2016年に上陸。2020年2月19日には、第4弾となる「ゴ・エ・ミヨ2020」が発売された。同誌は、レストランの格付けはもとより、良質な食材、ホスピタリティなどにも光を当てることを目指しており、今回「瀬戸内キャビア」が受賞したテロワール賞もそのひとつ。テロワールとは、フランス語で地域性、風土といった意味を持ち、この賞は各国で最高の食材に与えられ、土地の文化や風土に根差す活動に貢献した生産者や料理人を称えている。
養殖から加工までオール香川の「瀬戸内キャビア」
香川県瀬戸内の小さな港町・東かがわ市引田に自社の養殖場・加工場を持つCAVIC社。自社の養殖場に清らかな瀬戸内の天然水を引き入れ、チョウザメを育て、独自加工にて「瀬戸内キャビア」を生産している。低温殺菌や高塩分処理は行わず塩分量を3%未満に抑えることで、キャビア本来の味わいを保ちつつ、天然岩塩による品の良い味付けで、甘さが引き立つよう仕上げている。
「瀬戸内キャビア」の始まりは、CAVIC社長の板坂直樹氏が廃校となる母校の校舎を活かし、事業ができないかと考えたことにある。かつての体育館に養殖の水槽を置き、理科室で研究・開発。図書館で会議、家庭科室で加工を行うなど、元々の学校施設をなるべくそのまま活用した、ユニークな取り組みにも注目だ。
株式会社 CAVIC
住所:香川県高松市香西東町547番地3
公式WEB:http://www.cavic.jp