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イラスト:トマト

世界には10,000種類以上のトマトがある|食の雑学ノート

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サンマルツァーノ、ジューンピンク、くりこま、ソラナム・ピンピネリフォリウム……。これらは全て、トマトの名前!世界にはなんと、10,000種類以上のトマトが存在する。日本で品種登録されているのは、その中の約240種類だ。

トマトの品種は、果実の色味で赤系、ピンク系に大きく分けられる(一部、黄色や橙色の品種もある)。世界的に主流なのは、サンマルツァーノ等の真っ赤な赤系トマト。トマトの色素・リコピンを多く含み、皮は硬め、酸味が強いのが特徴で、加熱調理・加工用として使われることが多い。そして日本のお店でよく出回っているのは、桃太郎、ファーストトマト等でお馴染みのピンク系トマト。完熟しても色付きが浅く、甘さが強い。皮が薄くて食べやすいので、主に生食向きだ。トマトを使った炒め料理、煮込みメニューが豊富な国では赤系トマトが主流となり、サラダ等の生食でトマトを食べる習慣が根付く日本では、ピンク系トマトが主流なのだ。ちなみに果実のサイズで見ると、大玉、中玉(ミディ)、小玉(ミニ)に分類されるが、大玉は主としてピンク系、中玉と小玉には、赤系トマトが多いとされている。

イラスト:トマト


参考
・「サカタのタネ品種名鑑(野菜)トマト」 株式会社サカタのタネ
・「トマトってこんな野菜です」 カゴメ株式会社