卵の大きさはニワトリの年齢によって変わる|食の雑学ノート
SS、S、MS、M、L、LL。卵には、重さにより決められた6種類の規格があり、購入の際に表記を気にしている人も多いはず。この卵の大きさだが、実は卵を産むニワトリの年齢によって差が出るということをご存知だろうか。ニワトリは、若いほどに小さな卵を産む。あくまでも目安だが、簡単に言えば生後4~5ヶ月のニワトリが産むのはSサイズ(46g以上52g未満)の卵、生後1年半でLLサイズ(70g以上76g未満)の卵といった具合に、成長と共に卵重は増加するのだ※。
しかしSサイズの卵とLサイズの卵は、卵黄の大きさはほとんど一緒。つまり、サイズの違いは主に卵白の量に差があるといえる。そのため、茶碗蒸やケーキ、メレンゲなど、卵白を多く使うとふわっと柔らかく仕上がる料理の際には大きなサイズを選ぶなど、用途を考えて卵を購入してみるのも、おすすめ。
※卵の大きさは、ニワトリの種類や固体によっても違いが出る。また食べるエサの量に影響を受けるともされ、食が細る夏には全体的に卵のサイズが小さくなるという
参考
・「「大きい卵」と「小さい卵」、何が違うの?」 秋川牧園
・「にわとりとたまごの質問コーナー」 一般社団法人日本養鶏協会