ノンアルコールドリンクのための新テクノロジー「COLDRAW」、「SXSW 2023」デザイン部門のファイナリストに選出

誰もが気軽に高品質なクラフトノンアルコールドリンクを楽しめる、新しい飲料体験の創出を目指す

茶葉やハーブ、コーヒー豆など植物由来のボタニカル素材から、植物本来の味わい・色彩を10分*で抽出する日本発の新テクノロジー「COLDRAW（コールドロー）」が、「SXSW（サウス・バイ・サウスウェスト） 2023 Innovation Awards」デザイン部門のファイナリストに選出された。
*茶葉の種類／状態によって抽出時間は異なる

「COLDRAW」を開発したのは、ノンアルコールドリンクと共に新しい食文化の創出を目的とする横断型のオープンコラボレーションプロジェクト「Sober Experience Studio（ソバー・エクスペリエンス・スタジオ）」。あえてお酒を飲まない「ソバーキュリアス（Sober Curious／シラフで楽しむ）」という新しいライフスタイルに合わせた、高品質クラフトノンアルコールドリンクの可能性を世界に提案している。

これまで一晩かかっていた低温抽出を10分に短縮。「COLDRAW」の抽出で、雑味の少ない「できたてのクラフトノンアルコールドリンク」が可能に

ノンアルコールドリンクには、たびたびボタニカルが使われる。ボタニカルは抽出した瞬間から時間とともに雑菌が増え、酸味や苦味の原因に。低温の水出し抽出は旨味成分を強く引き出せる一方、抽出時間が長くなることで雑味が増え、本来の美味しさが損なわれるという課題があったという。「COLDRAW」は「Sober Experience Studio」独自の減圧技術と温度管理による高速抽出方法により、極めて雑味の少ない「できたてのクラフトノンアルコールドリンク」を10分で抽出が可能。国内で特許を取得した独自技術だ（特許第7020730号)。

「COLDRAW」で抽出したこれまでにない高品質なノンアルコールドリンクを開発・提供することで、お酒を飲めない人も、あえて飲まない人も、より豊かな食体験ができるように選択肢を提示する

日本でも若者を中心に広まりつつある「ソバーキュリアス」というライフスタイルだが、飲食店で提供されるノンアルコールドリンクの選択肢はそう多くないのが現状。これまで一晩かかっていた低温抽出が10分に短縮されることで、新しい高品質なクラフトノンアルコールドリンクの展開が期待できるだろう。

米テキサス州で開催される「SXSW 2023 Innovation Awards」

「SXSW」は米テキサス州で開催される世界最大級のクリエイティブ・カンファレンス。なかでも「SXSW Innovation Awards」は世界中から選ばれた優れた技術やアイディア、製品などを紹介するショーケースとして「SXSW」の中でも注目度の高いプログラムで、今年はデザインやヘルス＆メドテックなど全14の部門に対し、それぞれ2〜5つのプロジェクトがファイナリストとして選出される。「COLDRAW」は、デザイン部門のファイナリストに選出された。デザイン部門は表層的なデザインに留まらず、製品、インターフェースやUI、またはエクスペリエンスデザインなど、さまざまな側面にまたがる先進的なプロジェクトに与えられる。各部門の最優秀プロジェクトは、現地時間3月13日に発表予定。

COLDRAW 
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「SXSW 2023 Innovation Awards」Finalists Announced：https://www.sxsw.com/news/2023/2023-innovation-awards-finalists-announced/