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中華の定番から一歩外れた、意外な美味しさを求めて!「いつか中華屋でチャーハンを」発売

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100円ショップの水彩絵の具と慶事用筆ペンで描いたという、ゆるいキャラクターと、繊細なタッチの料理が魅力的

――いつからか中華料理屋で炒飯とかラーメンをほとんど食べなくなってしまった。中華屋のカレーとオムライスのせいだ――

ソウルバンド「思い出野郎Aチーム」のサックス担当・増田薫が描く、グルメ漫画エッセイ「いつか中華屋でチャーハンを」が発売された。本書はwebメディア「ジモコロ」の人気連載に、書籍限定の書き下ろしエピソードを多数収録。京都、大阪、神戸、福岡、長崎、広島、東京と旅をして、街の中華料理店を食べ歩いた著者が紹介するのは、オムライスやシチュー、カレー、あんかけカツ丼など…メニュー表に載ってはいるが、中華料理の定番からは一歩外れたメニューたち。独特の探求心で中華料理の魅力を発信するこの新しいエッセイには、様々な推薦コメントが寄せられている。

増田さんのせいで、僕も中華屋さんのオムライスの虜です。精陽軒さんで、オムライスを食べたあの日から、中華屋さんに入ったら「オム」の文字を探してしまいます。
――岡部 大(ハナコ)

飯変態・増田くんのゆるゆる中華屋大冒険記、空腹時に見ると腹が立つくらいウマそうだな!
――谷口菜津子(漫画家・イラストレーター)

中華屋ではいつもラーメンかチャーハンだという人は、急いで本書を手に取って欲しい! ここには私たちの知らない中華料理の数々がある。カツ丼の上を中華風あんかけが覆い、ラーメンスープの中からうどんが顔を出す。中華料理と和食と日本各地の食事情があちこちで融合し、そこにしかない何かに変貌する。文化と文化の重なる場所にミュータントな料理を見つけ出した増田薫さんがそれらをかっ食らった結果、やたら旨そうな絵が私たちの目の前に鮮やかに現れた。人と人とがごちゃごちゃに行き交う暮らしから否応なしに生まれてくるものこそ魅力的だ。5時間たっぷり歩いて消費したカロリーを余裕でオーバーしていく食べっぷりが私は心底うらやましい!
――スズキナオ(「深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと」)

目次
まえがき/#01大阪のあんかけカツ丼/#02あなたの知らない中華うどんの世界/#03広島の天津飯あんかけ多すぎ問題/#04大陸系中華に潜む「酸菜」に気をつけろ!/#04酸菜と羊から読み解く中国食文化/#05福岡の魔改造中華料理?「ダル麺」を追え!/#06長崎「パンメン」は福建省の夢を見るか/#07神戸中華の隠れ定番?「シチュー」とは/#08包みまくれ!思い出のレタス包み/#09メリークリスマス!中華オムライスを食え/#10なんとなく中華カレー/#11大盛りごはんと中華生姜焼きとわたし/#12チェーン店対抗 弁当にしてもうまい冷凍餃子選手権/#13きみはラーメン屋で酒を飲んだことがあるか/#14京都のラーメン屋で誰が唐揚げを食べているのか?/#15野方ホープのチャーハン/あとがき いつか中華屋でチャーハンを
※書籍化に際し、各話に追記があります。 ※#04+、#08、#10、#11は新エピソードです。

いつか中華屋でチャーハンを
著者:増田薫
仕様:四六変形判並製 256ページ
定価:1,760円(本体1,600円)
発行:スタンド・ブックス
URL:http://stand-books.com/itsukachahan/